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---ギャラリ(Ep_1)ー---

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ソラ「・・・私はライオンの街のソラ。私もついていきたいです。」

ディーを心配そうな表情で見つめていた少女が表情を一層固くして、一歩前に踏み出した。そして、口を開いた。

みな、心配そうに事態を見守っていた少女が突然同行したいと発言したことに、驚いた。そして、不思議そうな顔をしてソラを見た。

ヤゲンは驚いてソラの顔を見たあと、眉間に深いしわをつくった。ディーは,一瞬ソラの顔を見たが,その後何事も発することなく,地図を取り出して険しい表情で地図を見始めた。リクは目を丸くしてソラの顔をみて,その後,丸くした目をソラの顔から逸らさなかった。ガーディアンズは、全く表情を変えなかったが、一瞬ソラの顔を確認したように見えた。

眉間に深いしわをつくっていたヤゲンが、ソラの目をじっとみて、静かに語りかけた。


ヤゲン「ダメだ。ダメというより論外だ。俺たちはこれから殺し合いに行くんだぞ。お前がなんの役に立つ。ここで大人しく待っていろ。」

ソラは、それを静かに聞いて、ヤゲンの目をじっと見返して返答した。

ソラ「でも、私はどうしても行かなくちゃいけないの。」

意思の固さを物語る鋭いまなざしにヤゲンは姿勢を後傾させた。ソラは、ヤゲンを見続けながら、静かに続けた。

ソラ「家に大切なものが、あった気がするの。」

一様にソラの発言に聞き入っていた端の洞窟のクラリセ郡の住人たちは、プッと息を吹き出してしまった。

話を聞いて耳をぴくぴく動かしたギーンが突然割って入ってきた。洞窟内を飛び回っていた虫たちは、いつの間にか大人しくなっていた。

ギーン「何の話かと思って聞いていたら、忘れ物のはなしか?大切な忘れ物?こんなときにあきれたなお嬢ちゃん。お金か?家族の形見か何かか?みんな家に置き忘れてきたものがあるんだよ。」

ソラは口元を少し緩めて、ギーンに答えた。

ソラ「でも、私は家に帰らないといけない。それだけは絶対確かなんです・・・!」

今度はソラの言葉にはっとしたような表情を見せたリクが割って入った。

リク「じゃあ、なんだよ!食料や水はもう奴らが手を付けちまってるだろ、どうせ。あいつら、いきなりやってきて、家や街を占領して、食料や水だって遠慮なんかしねーよ。くそっ。家に帰ったってなんもねーよ。わがままいってんじゃねぇ!こんな時に。」

ソラがリクの方を向いて、微笑みながら答えた。

ソラ「違うよ。食料や水があるならそれは取りに行きたいけど、でも、違うの。ごめんなさい。うまく説明できないけど、、、」

一同は、狐につままれた様な顔をした。

空に浮かぶ星の周りを覆っていた雲は、いつの間にか,ほとんど無くなっていた。空はなんの淀みもなく,澄み渡っていた。

ヤゲンがソラに言った。

ヤゲン「何を取りに行くかも説明できないようじゃあ、ダメだ。いくらなんでも。」

ギーンがこれに便乗して嫌味を言った。

ギーン「ふん、どうせ、適当なことをいって自分だけ家に帰りたいんじゃろう。」

ソラは少し眉を吊り上げて言い返した。

ソラ「そうじゃない!母さんと約束したんです!」

ソラは少し俯いて、つづけた。

ソラ「なにかは私も知らない。ただ、この戦争にどうしても必要なもの・・・そういうもの。」

ヤゲンがきょとんとして,言った。

ヤゲン「戦争に必要なもの?兵器か何かがお前の家にあるっていうのか?お前の家はどういう家なんだ?」

地図を見ていたディーがソラやヤゲンの方に素早く顔を向けた。

ディー「兵器!まさかクラリセ郡は、ステラシードを利用した兵器を隠し持っているのか!?それは重要な話だな!!」

ディーの目は、きらきらと輝いていた。

ギーン「この子の家は、獅子の街にある古い教院ですな、そういえば。」

ディーの声の上ずりを聞いて、ギーンが指摘した。

ディー「獅子の町か。奪回戦においても、戦闘が一番激しい辺りだろう。」

ディーは先ほどまでの冷徹な様子を隠し子供のように無邪気な顔をしていた。 周囲はその様子に胃が縮む思いをした。

ヤゲン「いや、まだ、兵器と決まったわけではないぞ。」

自分の発言ですっかり色めき立ってしまったディーに、ヤゲンは申し訳なさそうに言った。

ディー「よし、お前も連れて行こう。家に案内しろ。」

ディーはソラに言った。周囲の端の洞窟の者たちはディーを一斉に睨んだ。

ソラは、じっとディーの眼を見た。そして、ソラは、静かに頷いた。


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