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---ギャラリ(Ep_1)ー---

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少女「そうだ、わたし、母さんの言っていたものをさがさなきゃ。・・・やらなきゃいけないことがある!」

 少女の眼には、まだ奥にぼんやりとだが、その内に圧倒的な熱量を秘めた意思の灯火が、静かに燃えはじめていた。

 少女とは対照的に洞窟には重く陰鬱な空気が流れていた。

 待ちに待った湖畔の援軍が、異形の怪物たちだったことで、キャンプの人々の希望の灯は反対に大きく揺らいでいた。

 かれらに、背後で静かに燃えはじめた意思のともし火が自分たちの運命に大きな影響を与えることなど、想像さえ出来るはずがなかった。彼らの意識は異形の魔物たちしか見ておらず自らの背面に世界などもはや存在しなかった。

 ただ、天井から覗く星だけは、少女を他と等しく煌々と照らしていた。

 ギーン「ふふふ、わしも目が見えれば、皆の瞳に映る頼もしい援軍の姿を拝めたのじゃが。」

 目の見えないギーンだけは、眼前に勇壮な万の援軍を思い描いていた。・・・目の見えないギーンだけが万の援軍を夢想するだけの存在感を、3体の異形から正しく感じ取っていた。

ディーは、ギーンの晴れ晴れとした表情と対照的に陰鬱な曇った表情を努めて作り笑顔で隠しながら、ギーンを無視するかのように一歩前に踏み出し、手を広げ、避難キャンプ中の人間に語りかけた。

 ディー「みなさん!遥か天上の地においても音に聞こえたかもしれない。   彼らが、我らの心強い味方”ガーディアンズ”たちです!」

 大きくはないが、良く通る声だった。

先ほどまで乱舞していた羽虫たちはいまは大人しくなっていた。ただ、時折羽搏くと、羽に光が乱反射した。

 「ガーディアンズ?」 

 洞窟に逃れたクラリセ郡の人々はしかし、タームの持つ意味を理解できず,顔を見合わせるしかなかった。

洞窟の中の男たちが一斉に首をかしげた。少女も、その言葉は知らなかった。しかし、その言葉の意味は、はっきりと理解していた。

 ひとり、珍しく感情を隠しきれない様子で、感嘆の声をあげたものがいた。
 

 ギーンだった。

 声の主は、手を顔の前で握り、こぶしのすぐそばにある顔を真っ赤に紅潮させていた。

 ディーは、平然とした顔で、国家の考えを私の考えと表現した。

  ギーンの感謝の辞は、珍しく、心から出たものだった。

 ギーンをして、”ガーディアンズ”の派遣は、想定外の援軍規模だった。援軍がディー一人と聞いた時の、ギーンの、今のクラリセ郡の人々と同じく不安と疑念に満ちた表情は、もはや微塵も存在しなかった。

 キャンプのクラリセ郡の人々は、異形3体に何が出来るかと考えていた。反対にギーンには、ガーディアンズ3体に何もできず侵略軍が崩壊する映像が見えていた。

 そんな映像が脳裏によぎり、ギーンは素直に感謝の言葉を述べたようだった。

 ディーが、笑みを浮かべていった。この笑みは感情がまったく見て取れなかった。

 そのとき、澄んだ声が大きくこだました。


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