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リクが上空を睨んだ。天を見上げたリクの頭とプラクシスの頭と、そして、天上の大きな星が直線を描いた。
プラクシスの口からは外に駆けつけたのは援軍だとの情報が告げられていた。
リクは上空のプラクシスに向かって大声で叫んだ。

リク「っざっけんじゃねぇ!じゃあ、こんなバカ騒ぎにしたやつは誰だ!」

ヤゲンは、リクと横並びに天井を見上げていた。
ヤゲンもプラクシスの方を見上げて、口を開いた。頭上の巨大な星から降り注ぐ熱と光が,遮られることなくヤゲンの目を襲った。
ヤゲンは、手をかざして、目を細めながらプラクシスに問いかけた。

ヤゲン「どうしてこんな騒ぎになったのかまでわかるのか?そとにいるのはどんなやつらなんだ?」

プラクシスは迷わず答えた。

プラクシス「外にいるのは、お前たちがローワーランドと呼ぶ世界の、お前たちの言うところの海岸側の人間たちだよ。お前たちは自分たちをどうしてそう細分化するんだ?役割が違うわけでもないのに・・・」

ヤゲンが一気に表情を険しくした。ヤゲンの額にはひいたはずの冷や汗が、再び滲み出していた。汗はヤゲンの腕にあるライオンのタトゥーを伝った。

ヤゲン「なんだと!海岸側!?じゃあ、やっぱり援軍じゃねぇ!お前は何を根拠に言ってる!そいつらは敵だ!!」

プラクシスは変わらず洞内を見下ろしながら、答えた。
プラクシスは無表情だったが、どこか、微かに笑っているような雰囲気も感じさせた。

プラクシス「慌てるな・・・彼らは、海岸側の人間だけど、味方の方の海岸側の人間だ。君たちの村や街を占領した海岸側の人間とは違う立場に立つみたいだ。・・・君たちはどうもややこしいね。」
ギーン「今の話は本当ですかな?」
ディー「ちっ、海岸側の援軍か。面倒なやつらが来たな。」

少し離れた場所で3人の会話を聞いていたギーンとディーが姿を現した。


ギーンとディーは、援軍と聞いて、そのまま洞窟の出口に向かって歩いて行ってしまった。
ヤゲンも、これに続いた。リクは、険しい表情でうつむいたまま、その場に座り込んでしまった。リクの目の奥にはしかし、安堵があった。プラクシスは、その様子に一瞥もくれず視線を外にむけ洞窟の出入り口周辺の様子を伺った。


洞窟の出口には、浅黒い肌の端正な顔立ちの30半ばの男が、大勢の部下を引き連れて立っていた。
男は、ギーンとディーが来ると、即座にギーンが洞窟のコミニュティの長であり、ディーがローワーランドから援軍に来た湖畔の者であることを把握して、二人にさわやかな笑顔を向けた。

男「わたしは、ジオと申します。どうも、湖畔の方々に後れをとったようですが、援軍に来ました。わたしたちも、ともに闘わせてください。」

ディーは、口をへの字に曲げて、ジオの目を射すくめた。ディーは海岸側の人間との共闘が面白くないようだった。

ディー「海岸の方々は、今頃、お仲間のご乱心の尻拭いに来たわけですかな。どう責任をとるんだ?大変な事態だ。」

ジオは、口元に笑みを絶やさず答えた。だが、先ほどまでと違い、目は笑っていなかった。

ジオ「確かに、今回我々海岸の人間の一部極端な者たちが、この島の皆様に大変なご迷惑をおかけしました。しかし、わかっていただきたいのは、私たちは彼らとは違うということです。」

ディーとギーンに遅れて洞窟の出口に到着したヤゲンが呆れたようにいった。腕のライオンのタトゥーは激しく牙を剝いていた。

ヤゲン「違う?そうは見えないが。結局お仲間なんだ。俺たちを後ろから挟み撃ちにしようって魂胆なんだろ?スパイじゃないとどう証明する?」

ジオが、ヤゲンを少し睨みながら答えた。

ジオ「いや、私も彼らも命を賭して島の奪還に尽力する覚悟です。そうだ、私が前線に立つのはいかがでしょう。」

ディーが物を見るような眼でジオをみながら、吐き捨てた。